注意! この小説は、 桃&リョ&塚→海堂(でも乾海・笑) 大菊、タカ不二。ややリョーマ受けと手塚受け(笑) となっておりますので、 苦手な方は御注意を!! っていうか、乾さん今ではかけない?(笑) 変態バージョンだしね(爆) 楽しい夏休みが終わり(といっても、部活ばかりだったが)、 とにかく二学期がやって来た。 二学期の最大のイベントといえば、文化祭である。 青学の文化祭は、クラス主催のイベントと、クラブ主催のイベントを、 2日間に分けて、行うのである。 自由な校風の青学は文化祭といえどかなり自由で、 得たお金は報告さえすれば、全てクラス費(部費)にしても良い。 そう。 そこに目をつけたクラブがあった。 それは、桃城と海堂の喧嘩によって破壊されたものものの備品。 遠くまでの遠征費。 長期合宿のお金。 などなど。 一番生徒会から部費を貰っているはずなのに、 貧困に喘いでいる男子公式テニス部であった。 「大石ー。このままでは新しいボールすら買えない・・」 「・・ああ」 「・・もうっ!本当にわかっているの!?せっかく乾が真剣に言ってくれてるのにさ!」 「・・・わかっているにきまっているだろう。 だけど、どうしようもないだろう!?」 と、大石が言ったとたん。 そのセリフを待ってましたとでも言うように、 不二と乾がニヤリと笑う。 ・・その場にいたレギュラー陣全てを凍らせるあの微笑みで。 氷がとけた瞬間、全員、これ以上巻き込まれてなるものかとばかりに、 逃げ出そうとするが、不二の「逃げちゃあ、どんな目にあうかわかっているよね?」 というセリフに、またしても身体を凍りつかせた。 「・・で。この危機をどうやって乗り越えるかなんだけど、  もうすぐ、文化祭だよねぇ・・」 「・・ま、まさか・・」 桃城が突然何かを思い出したように、そう呟く。 「今年は喫茶店をしようと思うんだ」 「ち、ちょっとまってくださいよっ!去年はたこ焼き屋やって、  途中で蛸は逃げ出すは、機械は壊れるわで、さんざんだって、  もう二度と遣るまいと、みんなで誓ったじゃないですか!?」 「あれー?でもさ、逃がしたり壊したりしたのって、  全部、前の三年の先輩達じゃなかったっけー?」 「たしかにそうだったよね」 菊丸の言葉に、河村もうなずいた。 「今年は俺達が最上級生だ。どんなことをしたってかまわない。  そこ・・・で・・だ」 ペラペラといつものノートを開く。 「さっきもいったが喫茶店をする(すでに"思う"ではなくなっている・笑) もっとも、ただの喫茶店ではない。・・・ホステス&ホストLOVELOVE喫茶だ」 『・・は?』 「だから、ホステス&ホストLOVELOVE喫茶だ」 「・・・・・乾・・・・・・・ここは確か・・・・・・、  男子テニス部だったはずだったと思うんだが・・・」 きりきりと悲鳴をあげる、胃をなでながら大石。 「そんなの女装しちゃえばいいじゃないvホストで女の子の、  ホストで男子の心をつかんじゃうんだよv  だいじょーぶv僕、姉さんに化粧の仕方とか教えてもらうし、  服もちゃんと借りてきてあげるからvv」 そういう問題ではない。 「・・だいたい、そんなものいくらなんでも、学校が許すわけないっすよぉ・・」 「桃。僕をなんだと思ってるの・・・?」 い、いったいなんなんだろう・・・・!?!?と思ったが、 なんだか聞くと寿命が縮むような気がしたので、 みんなそれは心の中にしまいこんでおくことにする。 「か、仮にOKが出たとしても、女装なんて誰がするんだにゃー!?」 「それは、平等に投票で決めるよv」 『平等』のところが妙に強調されていたのは、気のせいと言うことにしておこう。 というか、そもそも。 (三人もいないのに、全然平等じゃないような・・) そう。今日、この場(部室)には、手塚、海堂、リョーマがいないのだ。 ・・・手塚がいたら、速攻、「グランド50周!!!」・・だろう。 「はい。この紙に自分の名前を書いていってね。  あ、ちなみにレギュラー陣だけだよ、顔が知られているほうが、  いいと思うしv」 「全員必ず誰かの名前を書いてくれ。多かったものが女装だ。  ちなみに、自分の名前を書いてもいいぞ」 「・・・」 もはや誰も、反論などしなかった・・。 (だ、誰かこの二人を止めてくれ・・!) と、ついに胃薬をのみはじめる、あわれな青学の母(笑) ・・いよいよ、投票が行われそうとした、その時。 がらっ という音と共に、部室の扉が開いた。 「・・遅れてすみません・・」 海堂である。 どうやら雨が降ってきているらしく、全身びしょぬれ(=Tシャツすけすけ・笑) 髪からは雨のしずくが流れ落ち、走ってきたからか、 はぁはぁと息を切らしている。 ・・ようするに、色っぽいのである(きっぱり) みんなの視線を一身に受けた海堂は・・ 「・・?どうかしたんすか?」 と、尋ねた。 「い、いやなんでもないよ・・!!」 「薫ちゃんの格好、いろっぽいにゃ〜vv」 「はぁっ!?!?」 せっかくの大石のフォロー?も、正直者?の菊丸の言葉によって、 ぶち壊される。 「なっ!?なにいってんすか!菊丸先輩///!!!」 「かいどー先輩。そこ。どいてくれません?」 「あ、あぁ・・。わりぃ」 同じくすぶぬれの我らのルーキーのご到着である。 (すげー・・色っぺぇ・・) 桃城など、鼻の下を伸ばして、二人を見つめている・・。 「先輩達、どうしたんすか・・?海堂先輩」 「さぁ・・??なんか菊丸先輩は変なこと言ってくるし・・//」 タオルで身体を拭きながら、そう答える。 「ご、ごめん!なんでもないよ二人とも・・・!!」 「変なことって・・薫ちゃんが色っぽいっていっただけじゃん〜。  あ、もちろんオチビも色っぽいにゃ〜vv」 今度は河村のフォローをぶち壊す。 素直すぎるのも、問題あり。 「何いってんすか、菊丸先輩」 さらりとかわすリョーマ。 「はいはい!手塚がこないうちに、始めるよー!」 「・・・俺がいない内に、何をする気だ・・不二」 運悪く?部長のお出ましである。 「ぶ、部長―――!?!?」 「文化祭のことで、決めているだよ。  はい。手塚もこれに名前書いて。レギュラー陣の誰かか乾の名前ね」 「俺を入れるなよ・・」 ともかく。 何事もなかったように、にこりと笑い、紙を手渡す。 「・・何だ・・これは・・?」 「まあまあ、いいからv海堂も越前もだよ」 「誰の名前でも、いいんすか?」 「うんいいよvじゃあ、乾」 「ああ。時間は今から三分間だ。それをすぎたら、白紙投票あつかいになるが、  罰としてペナル茶がついてくるから、楽しみにしておくよーに。  では、始め」 何で三分なんだ!?とか。 ペナル茶!?!?とか。 ・・反論する間も与えず、ストップウォッチを押す。 (・・やっぱ海堂かなーvあいつ、同い年で同性とは思えないほど、 色っぽかったしなぁ・・vv) ついさっきまで、文句を言っていたのに、すっかり海堂の色気にやられた、 桃城であった。 (ど、どうしよう・・!?!?) (オチビにしよーっとv) (・・ふふふっ・・) (・・手塚って、結構色っぽいよなぁ・・) タカさんまで・・・・(涙)←タカ塚!? ・・ともかく3分後・・ 「はいっ!終了!では、結果発表ーvv」 海堂 2 手塚 2 越前 2 河村 1 乾  1 不二 0 大石 0 菊丸 0 桃城 0 白紙 1 ・・数値にすると、こんなものだが、 実はこの投票には、さまざまな思惑が入り混じっていた・・(笑) (・・誰だ・・?乾とタカさんにいれたのは・・!?) 女装・・というのでは、少々無理の有る気がしないでもない二人に、 投票したのは、自分の目の前にいた人物の名前を、 とりあえず書いた、リョーマと海堂である。 ちなみに一票は確実にはいるだろうと思われた、 不二が0票なのは、本人の手によって、 白紙の紙にすりかえられたからである。 (・・おかしい・・。俺は不二に入れたはずなのだが・・? ・・まあいいか・・。それより、一体この投票はなんなんだ・・?) 自分に2票もはいっているだけに、よけいに気になる手塚。 ちなみに、不二に入れたもの、目の前にいたからである。 ところで、誰が誰に入れたのかを、もうわかっているだろうが、 一応、まとめておこう。 海堂→乾 越前→河村 菊丸→越前 大石→越前 河村→手塚 桃城→海堂 乾 →海堂 手塚→不二(後に白紙に・笑) 不二→手塚 である。 「じゃあ、越前と海堂と手塚に決定―vv」 「・・??だから、一体なんだよ!!」 「そうっすよっ!」 「事によっては・・グランド30週だぞ・・?」 ついに切れちゃった三人は、ことの中心らしい乾と不二に詰め寄る。 「なにって・・今度の文化祭でやる『ホスト&ホステスLOVELOVE喫茶』の、  ウェイトレス役だよvv」 『・・・はぁーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!?』 文化祭当日。 「いやーv部長もきれいっすよ!!!」 「海堂も、よく似合っているな」 「越前君、可愛すぎだよv」 『・・・・・・・(怒)』 ・・あれから三人は、猛烈に怒ったが、 リョーマは乾の野菜汁に。 海堂は不二の静かなる脅しに。 手塚はなんだかんだいって(部費がはいるので)乗り気になった大石の手によって、 見せられた、部の帳簿によって、承知しなければいけない、状況に追い込まれ、 姉のいる不二や菊丸、女テニ、数々のファンの女子の手によって、 綺麗に着せ返させられていた。 ・・もちろん、メイクもばっちりである。 リョーマは・・ これぞ!ウェイトレス!! ・・というような、ふりふりの服を着せられ、 二つくくりにされた髪のかつらに、ナチュラル系の化粧・・と。 ぶりぶりvな格好にさせられていた(笑) 海堂は・・ その綺麗な足を見せないわけにはいかないっ!! ・・という数々の一部の偏ったメンバーの意見によって、 深いスリットの入った、金色の糸で竜の刺繍のされている、 黒いチャイナドレスを着せられていた(細かい・笑) お団子のかつらによって、白いうなじはばっちり見えて、 もういろっぽいこと、この上なかった。 それでも、全然下品な印象をもたせないのは、 生まれつきの品位のなせる技であろうか? そして最後まで嫌がっていた、手塚はというと・・ セーラー服だの、いっそのこと水着だの・・ 様々な(無茶な)意見がかわされたが、 結局、一番打倒な線だろうということで、着物でおちついた。 これは、不二の母の持ち物であるが、安いと思ってかったら、 かなり大きくて、きれなかった為放置されていたのである。 ・・178cm(だったっけ?・汗)の手塚には、さすがにまだ小さかったが・・。 手塚には結い上げられた髪の形のかつらをしているので、 海堂とは正反対の、和服美人となった。 ・・いずれにせよ、本物の女性に負けないぐらいの、 美女、美少女に変身した(させられた) 「これなら、商売繁盛、間違いなしだよねv」 「特に海堂・・お前、絶対誰だかわかんねぇよ・・」 「うるせえ!!」 この格好でどなっても、迫力がなかった。 「越前・・お前、完璧に女だな・・」 大石はそういって、溜息をつく。 「おーい。みんな。料理のほうはできたよー」 今回は料理役にまわった、河村である。 他の部員も、料理の手伝いや呼び込みなどをしている。 「僕たちは、タキシードを着るんだよv」 「えー!動きにくいにゃー!」 「その格好で、店に出るわけにはいかないでしょうが」 その格好 = ガクラン 「それぞれのサイズのをとってくれ」 先ほどからいないと思っていたら、 タキシードの入っているダンボールをとりにいっていたらしい乾。 ちなみに、このタキシードやドレス類は全て、 女テニの部長の親が経営している、貸衣装屋で、 格安で借りてきたものだ。 各自、自分のサイズのをとり、着替えながら・・ (菊丸先輩は、誰が好みっすか・・?) (うーん・・オチビかな。思わず抱きしめたくなるにゃーv) (越前もいいですけど、海堂もいいとおもいません? 前々から美人だとは思ってたけど、化粧であれだけ変わるとは・・) (確かにね。あの格好だと睨まれても全然こわくないしー) (桃。英二。手塚も綺麗だよー。やっぱり和服が似合うねv) (あ、不二先輩。そうっすね、部長も中学生には見えないっすよ) ・・普段から見えないと思うのは、気のせいか。 「・・お前達、何を話している!?」 何かいやな予感がしたのか、手塚がそう尋ねる。 「ううん。別に。ところで、みんな着替えたー?」 「着替えたよー♪」 さすがに普段からもてもてのレギュラー陣。 同じ格好でありながらも、それぞれ、個性的な美少年である。 「ちっ・・なんで俺達だけ女装なんだよ!!」 「男子生徒の客を集める為だよv」 そうにっこりと微笑まれ、ぐっと詰まる。 「あれー?そういえば、乾どこいったの??さっきまでいたのに・・」 「ああ、乾ならトイレにいったよ」 「トイレ?」 「あ、きたきたv」 教室のドアを開け、入ってきたのは・・ 『・・い、乾(先輩)――――――――――!?!?!!?!?』 なかなか男らしい顔立ち、それでかつ知性的な目・・・ つまりとーーーってもかっこいいのであった。 眼鏡なしの乾は。 「どうかしたのか??」 ちなみに本人に自覚なし。 「い、乾先輩・・!コンタクトにしたんスか・・・!?」 「うん。そのほうが、売上がUPすると、データーにでたんでな」 どんなデーターなんだか。 (・・・・・なぁ・・・越前・・・・。お前、乾先輩の素顔ってみたことあったか・・?) (ないっすよ。結構、かっこいいっすね) (結構って・・・・あれは部長や不二先輩に、負けるとも劣らず・・たぞ!?) 「いやぁ、乾の素顔ってはじめてみたよ・・! どんなときも、眼鏡をはずさなかったしなー」 大石は純粋に感動?しているようだ。 「これで、売上は二割は上がったよねv」 「あ、不二、そろそろ時間だよー!」 「じゃあ、そこのすねてる三人(女装組・笑)つれていくよ」

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