続・お酒はほどほどに☆(前編)
あの「お酒はほどほどに☆」事件から、半年以上たった今、
レギュラー陣たちは、懲りてお酒嫌いになっていたか・・というと、
もちろんそんなわけあるはずもなく、
桜も満開な今日この頃、しっかりお花見の計画をしていた・・。
「俺は・・俺たちは絶対に行かないからな」
「えーー!!なんで〜!!」
「お前らが酒を持ってくる確率、99%だからな」
・・・乾と海堂だけは、懲りていた。
乾は強力に酒による、強力な二日酔い。
海堂は、あーんなことや、
こーんなことをしてしまったこと・・(覚えていたらしい)
ちなみに乾は海堂がみんなにお酌して回ったことは、知らない。
気づけば海堂がお腹の上に乗って寝ていたのだ。
頭は痛いし、海堂の体は重かったが、
乾は結構幸せだった。
海堂は、そのことを、乾隠そうと必死だったのだが・・。
「とーぜんじゃん。酒のない花見なんて、花見じゃないにゃ〜」
「お前は親父か!」
「乾。こなければ、グランド300周だ(注・一括払い)」
「ふふっ。乾、こなければ、どうなるかわかってるよね・・?海堂が」
「手塚、職権乱用するな!不二、開眼するなっ!(汗)」
乾も大変なのである。
しかし、乾がこんな苦労しているのに・・
「海堂!酒も飲ねめねぇなんて、男じゃねぇな、男じゃねえよ。
俺に負けるのが怖いのか?」
「なんだとっ!!俺がお前に負けるわけねぇ!!」
「じゃあ、勝負するか!?」
「ち、ちょっと待て・・かいど」
「ああっ!やってやる!!!」
「はーいvじゃ、決定ねv」
「(はっ!)」←海堂
「はぁ・・だからとめたのに・・・」←乾
こうして、みんな行く事になった・・。
ちなみにこれは、乾、高1、海堂、中3の春のできごとであった・・。
お花見当日。
レギュラー陣は、一番いいところに陣取っていた。
これは、哀れにもじゃんけんで負け、
昨日の夜から、公園で陣取っていた乾のおかげである。
紅白の幕まである(河村家のもの)
そして・・やはり各自、お酒を持ってきたいた・・。
お酒は高いはずだが、なんだかんだいって、みんなおぼっちゃんなのである。
(一番庶民ぽい?桃でさえ、あの昼食のパンの量から見て・・笑)
乾と海堂だけは持って来てはなく、二人でべったりとすみっこに座っている・・。
ものすごく警戒しているようだ。
ちなみに、他の奴らはすでに飲み始めている・・。
「乾も海堂もジュースだったら、いいでしょう?」
警戒し続けるのも飽きたので、
メニューについて話し合っていた二人のもとに、
そういいながら、不二がりんごジュースと思われるビンを持ってきた。
「・・それ、本当にジュースか・・?」
「ふふっ。ばれた?正確にはリンゴ酒だけと、
外国では子供が飲んでいるぐらい弱いよ?一口、味見してみなよ?」
「・・まあ、一口だけなら・・」
ごくり・・
「・・確かにほとんどジュースだな・・」
「そうでしょ?あそこにいくらでもあるから、
このお菓子と一緒に飲んでね」
「ああ、サンキュ。海堂、少量だったら大丈夫だろう、飲もう?」
「・・・っす」
ところかわって・・
〓ビール組〓
「よしっ。越前っ!飲み比べしようぜ!」
「いいっすよ」
今回は、桃城と越前を中心に全員ビールの飲み比べをしていた・・。
一方、肝心の乾と海堂は、あの”ジュース”をすでに3本も空けていた・・。
「ん〜。なんかやめられないなぁ〜」
「これ・・うまいっす・・」
しかも、病み付きになっていた・・。
「かーおーる〜好きだよ〜v」
「俺もっす・・//」
いくら弱いいえ、飲みすぎたら当然酔うに決まっていた・・。
しかも、二人とも実は自分の家系が酒好きなのに、
とてつもなく弱いことを、知らなかった・・。
ついでに言うと、海堂が覚えていたのはお酌したことだけであって、
肝心の何を飲んで酔ったか・・というのは覚えていなかった・・。
「海堂ーvお酌してにゃーvv」
「・・・っす」
また前回と同じパターンにはまっていく海堂である・・。
ただ、前回と違うのは・・
「乾先輩。1+2+3+4+5+6+7+8+9×360は?」
「16200」
「・・・・あってんスか・・・?」
「えっ。ちょっと待ってね・・・うん、あってる!」
横で河村が空中でそろばんをし、計算する。
「おおー!さすが、乾先輩!!」
・・今回は起きている乾が、桃城達に遊ばれていた・・。
半年周年の時のアンケートで、連載であるHALFを除くと、
単品1位に輝いた「お酒はほどほどに☆」の続編ですvv
さすがに、あれ書いたのは一年前でして、
今の私のCP(乾さん以上主義・乾海・リバ)とは違ったこともあり、
前回とはやや矛盾したところもありますが、
読みとばしてやってくださいませ(笑)
長々と打っていたわりには、意外と2話ですんだことに、
驚いております(笑)
続きは、おそらく一週間後ぐらいには・・(汗)
2003年 6月8日
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