WHICH!? 3
「なんだこれは・・・・」
「乾と海堂にそっくりだけど・・」
「これ以上、胃痛の原因をつくらないでくれ・・・」
「でも、よくみたら可愛いにゃーーーv」
「うげ・・・・マムシがミニマムに・・・・・」
「これ・・乾先輩達じゃないんすか?不二先輩、帰ってこないし」
SHRが遅れているらしい、海堂と乾を呼びに行っているのだ。
「ま、マム・・・・っ!!」
バンッ!!
と勢い良く扉を開け、乾が入ってきた。
「あれ?やっぱり乾関係してるんだね」
「あ、あぁ・・。しかし・・その俺そっくりなのは・・?」
バンッ!!
「は、ハルーーー!!」
同じく勢いよく、海堂も走ってやってくる。
後には不二もいる。
「ハル・・?それって、この乾みたいなのの、名前?」
「あ、いや、その・・・///っていうか、その俺みたいなの・・・・何すか・・?(汗)」
「・・・・・とにかく、二人とも状況を説明してもらおうじゃないの?」
かくかくじかじか(笑)
「なるほじ・・・。そんなこと、あるんだね・・・」
「証拠もあるしね・・・」
証拠=マム&ハル
「海堂。俺の名前つけてくれたんだ。」
「そ、そんなのじゃねぇっす・・//!!
先輩は何で、そ、その・・薫じゃなくてマムなんすか・・//?」
「薫が二人もいたら、ややこしいだろう。第一、俺の薫は一人だよ」
「先輩・・・//」
「・・・そこのバカップルうるさいよ」
「誰がバカップルだ。誰が」
「君たち以外に誰がいるのさ?
だいたい暢気なことばっかりいっている場合じゃないんだよ?
この子らが、地球を占領に来たエイリアンだったらどうするんの?」
「え、エイリアン・・!?まさか・・」
一斉にハル達の方を向く中、当事者たちはまだ踊っていた(笑)
「不二ぃ・・エイリアンにはみえないんだけど・・」
と、菊丸が行った瞬間、ハルと間無はピタッと踊るのをやめ、
突然二人そろって、乾を目掛け突進し始めた。
「うぉ!?な、なんだ・・・!?!?」
ハルとマムは乾の飛びついたかと思うと、
乾の持っていた、ノートパソコンにへばりついた(笑)
「パ、パソコンがほしいのか・・!?・・・・悪いが例えマムでも、こればかりは・・」
「馬鹿乾。パソコンつけてほしいんじゃないの?」
「おお、なるほど」
とりあえず、へばりついているのをはがし、ノートパソコンの電源をつける。
すると。
『おぉ!?』
みんなを叫ばしたものとは・・・・なんとマムが器用にも、
メモ帳を起動させ、キーボードを飛び回りながら、
文字を打ち始めたのだ。(ようするにキーボードを踏んでる)
『はじめまして。私はセイガク星から来ました、
マムエリア=カイローと申します』
「う、宇宙人・・・・!?!?!?」
「セイガク星・・・!?!?」
「マムエリア・・・?!?」
「カイロー!?!?」
・・・驚くところは、人様々だった。
『はい。あなたたちからみたら、宇宙人に値しますわね。
しかしながら、私達は侵略にきたわけではありません』
「じ、じゃ。何しに来たの・・・!?!?」
『私とハルは・・・あら、紹介が遅れましたわね。
私の夫のハルラージュ=イルイーニです』
「夫・・!?」
「っていうか・・・俺そっくりな身体で”わ”とか”私”はやめろ・・(汗)」
『どうもはじめまして。夫のハルです。乾さん、どうも妻がお世話になりました』
「え、いえ・・(汗)」
ハルの方がうつのが早いところが、妙にリアルだ(笑)
「手塚。負けてるよ?」
「・・・うるさい。不二、後でグランド10周だ(職権濫用)」
『俺とマムはワイハ島へのハネムーンの途中でした。
レンタル宇宙船をかり、順調に旅を続けていたのですが・・・。』
『突然現れた、隕石群に衝突し、私達の船はここ地球に緊急着陸いたしました・・』
「夫婦どころか、新婚だったんだにゃーvひゅーvひゅーvv」
「こら!英二!!・・・・すみません。続けてください」
『あなた達は・・・・・エージェイとシューチィにそっくりだわ』
「エージェイ?シューチイ・・・!?!?
もしかして、俺達そっくりなのもいるの!?!?」
『はい。隣の家に住んでいる、ご夫婦ですわ』
「にゃーvv夫婦だってーvv」
「英二・・・//」
「ねぇっ!僕は!?僕とタカさんはっ!?!?」
不二か期待に満ちた声をあげる。
『ご近所の料亭の息子さんと似ていますわ。
不二さんは、そこで働いている女中さんに、そっくりだわ』
「やっぱり僕たちは赤い糸で結ばれているんだねーvタカさんvv」
「そうだね//」
「でっ?もちろん、夫婦だよね?おしどり夫婦!!!」
『まさか。一流料亭の息子とただの女中ですよ。
そんなわけないじゃないですか』
「(・・・ガーン・・・)」
「ふ、不二っ!今、俺達はつ、つきあってるんだから、
気にすることないよ///・・・!」
「タカさん・・・v」
『あら?本当に落ち込むことはないですわ?
ハルはするどいようで、結構鈍いところがありますの。
あの二人はつきあってますわ。
たまに、こっそりデートしてるのをみるもの』
『嘘だろ・・!?・・・しらなかった・・・。
データーをかきかえなくては・・・』
「性格まで乾先輩っすね・・」
と、越前。
「本当!?・・・心配して損した・・。
ふふっ。ハルラージュだったっけ?呪うよ?」
不二様、復活(笑)
「ふ、不二!駄目だよっ!!」
「(うわー。宇宙人と魔王・・どっちのほうが強いんだろ・・?)」
「英二。君も呪うよ?」
「うげ・・・(なんでわかったんだー!?)」
「・・・・話がずれてる。続けてくれ」
「手塚部長・・・(汗)」
『はい。宇宙船の非常脱出装置が働いて、私達はそれに包まれました。
その装置には、一番近い、かつ私達がすごしやすい星を探し出し、
そこにワープする機能があるのです』
「もしかして、それがあの卵・・・?」
『そうです。卵型脱出装置には催眠機能があり、
狙いを定めたものに、必ず拾わせます』
「だから、拾っちゃったんだ・・。
しかも、さして違和感なく育ててたな・・俺」
「俺もです・・」
「でも、なんで本物の卵じゃないのに、孵化するまで時間がかかったんだ?」
『ワープ機能は私達の身体にも負担を与えます。
私達は催眠ガスにより身体機能の回復が回復するまで、
睡眠状態になり、それが解けるのに時間が・・』
『しかも、安い船を借りたせいか、ガスの副作用により、
解けたあとも、しばらく身体機能、頭の回転などが格段に落ち、
ここに来るまで、かなりぼーっ・・としていたのですわ・・』
「確かに。パソコン打てるんなら、乾先輩のうちにいたときに、
打てばよかったんスよねー」
『おかげさまで、さっき救難信号をだせましたので、
もうすぐ迎えが来ますの・・・v』
「えっ!?いつの間に・・・!?」
「もしかしかして、さっきの踊り・・?」
『はい。そうです。あのステップは救難の信号なのです。
人間のあなた達には、わかりませんでしたでしょうが』
「(・・・・・・そうか。マム帰っちゃうんだな・・・・・)」
「(ハル・・・)」
『あっ・・!迎えがきたようです・・・!!』
うぃんうぃんうぃん・・
突如何もなかったはずの空間に現れた、これぞUFOという感じのUFO。
ただし、やっぱり小さい・・・。
「おー!これがUFO・・・!?」
「・・なんか、イメージどおりというか、違うというか・・・」
「UFOなんて、非科学的なこと、信じるつもりはなかったが・・。
実際に見てしまったな・・」
「うーむ。どういう燃料、また材質でできているかな、
実に興味深い・・」
「(葉末のやつ、こういうの好きだったよな・・。
写真とりたい・・・・・)」
「ふーん。捕まえたら売れるっすかね」
「越前・・。お前な・・(汗)」
『それでは、いままでありがとうございました!!
またお礼の品を送らせていただきますわv』
『また、遊びにきますね・・・!』
二人はあっというまに、UFOの光につつまれ、
UFO諸とも消えさってしまった・・・。
「な、なんだったんだ一体・・・・!?!?」
大石の放った一言は、ここにいる全員の心境をあらわしていた・・(汗)
〓後日談〓
後日、乾の元に何故か、黒猫ヤ○トの宅急便で贈られてきた品々を紹介しよう。
・海堂と乾の顔を足して2でわったというぐらい、そっくりな、
赤ちゃんの写真。
たった一週間しかたっていないのに・・(海堂談)
・河村と不二にそっくりな人(名前不詳)の結婚式の写真。
これは、あとで不二に渡したら喜んでいた(乾談)
そして・・・
・ワイハ島名物、ココナッツチョコレート
(でも、チャイナ星製とかいてあった・・)
の3点だった。
おわり。
ははははははははは・・・・・おわりました(涙)
半強制的ですみません(汗)
次回はもっとがんばります・・。
そもそも、このネタは、もっと長い連載で、
マムにかかりっきりだった乾、同じくハルにかかりきりだった海堂が、
お互いに嫉妬しあって・・という感じのお話だったのです(爆)
それが何故こういうことにー!?
もっと観察日記という感じだったはず・・??
「WHICH」も天使か子悪魔か・・!?という意味で、
つけたのですが・・・(笑)
まあともかく、裏話をしておきますと、
もともとハルが妻で、マムが夫だったのです(笑)
何故途中でかえたかといいますと・・・・・忘れました(爆)
あれ??なんか理由があってかえたはずなのに・・!?!?
うわー・・ついにボケがはじまったか・・(何を今更)
・・・・・・・気になる・・・・・(馬鹿)
2003年 3月15日
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